《Tstage》 アカペラ
聖セバスチャン・ミサ曲より 曲/ヴィラ・ロボス
MASS in honor of SAINT SEBASTIAN
music by Heitor Villa-Lobos |
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1 キリエ KIRIE
2 グローリア GLORIA
3 サンクトゥス SANCTUS |
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エイトル・ヴィラ・ロボス(Heitor Villa−Lobos)は、1887年、リオ・デ・ジャネイロに生まれ、1959年に同地で亡くなつたブラジルの作曲家。(山田耕作より1歳若い。)
彼は世の中が印象派、12音主義、そして民族音楽と分化していくさなかに生まれ、ブラジルの民族的個性をもつて生きた作曲家である。20歳台でブラジルの奥地に踏み入り、収集した民族音楽の素材により1915年以降多くの作品を書いた。しかし30歳台でパリを始めヨーロッパの留学をしたことでフランス印象派の影響も受けていたことは、この聖セバスチャンのミサ曲が伝統的なミサ曲のスタイルを持っていることからもうかがうことができる。(この作品は1933年、46歳の時のもの)
この曲はスタイルこそ伝統的であつても、ブラジル原住民の音楽に根ざした、野性的なリズムと、大陸的な患の長いフレーズを特徴としており、この両者と力強い構成とがあいまって、ある意味で「ブラジル風バッハ」ともいえる香りを聴くものにもたらしてくれる。
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《Ustage》
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女声合唱とピアノのための組曲
「宇宙の果物」より
詞/宗 左近 曲/鈴木輝昭 ピアノ 小林千恵
ピアノの演奏がヒトキワ素晴らしい曲です。
宇宙の不思議な異次元空間がかもし出せたらと思います。 |
音と光と(鈴木輝昭) 詩は全3篇から成り立っており、一つ一つの言葉は孤高の佇まいで、凛として存在している。あたかも太古の昔から既にそこにあったもののように。生きとし生きるものの根源的な傷みを伴ったその詩句からは、様々な魂の姿が顕れては消えてゆくが、同時に奔流のような意識の波が音楽的昂揚となって押し寄せ、音の形が方向づけられていった・・・・・
宗 左近(ソウ サコン) 詩人(1919-2006)。北九州生まれ。三善晃と組んで全国各地の校歌を多数制作。本名古賀照一。
名前の由来は、戦争で死にそうになった時に出た言葉「そうさ、こん畜生」からといわれている。東大哲学科卒。仏文学者でもあり、多く翻訳書も出している。大学で教鞭を執りながら多数の詩集を発表。また、美術評論書も多く出している。
詩の特徴は、非常に独創的でスケールが大きく、常人のセンスを超越したストレートで意味不明な言い回しが多いが、ファンも多い。かつては縄文を詠う詩人として有名だったが、後にゆんゆんで有名になる
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《Vstage》
ITALIA Duomo の響き ピアノ 竹内孝子
★こちらの教会で献歌させていただきました
アッシジのサンフランチェスコ教会 ヴァチカン市内のサン・ジアッキーノ・フラッティ・ディ・カステッロ教会
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1 Adoramus te Christe アドラムステ クリステ 曲/ Lassus ラッスス
おんみをあがめん キリストよ
ラッススの死後1604年に出版された3声のモテット。タイトルから想像されるように主への尊崇を歌い上げている。
2 In pace インパーチェ 曲/ Lassus ラッスス
安らぎの中で
同じく3声のモテットで、主への信仰ゆえの心の平安を歌う曲。カノン風に開始されるが、途中には和声的進行もあり変化に富んでいる。
ラッスス(ラッソ)・・・(1532年頃 モンス-1594年ミュンヘン)は、後期ルネサンスのフランドル楽派の作曲家。ローマ楽派のパレストリーナと並んで、今日では、フランドル楽派のよく練れたポリフォニー様式を最も代表する作曲家のひとりと見なされており、16世紀末のヨーロッパでは最も有名で最も影響力を振るった作曲家であった。
3 Ave Maria( 曲/J.Arcadelt アルカデルト)
アルカデルト(1500?−1568)は、フランドル地方(ベルギーの北部6州)に生まれ、16世紀にイタリアで花開いたマドリガーレの歴史の中で、中期を代表する作曲家として知られる一方、多くのシャンソン(フランス語世俗歌(謡)曲)も残している
この「アヴェ・マリア」は、彼のオリジナルではなく、彼の三声部のシャンソンを19世紀に改作したもので、改作者はディーチュ(1808−1865)という人物(出版は1845年頃と推定)。いかにも賛美歌らしい、穏やかで慈しみあふれたメロディである。
4 Ave Verum Corpus アヴェヴェルムコルプス 曲/ Mozart モーツアルト
めでたし まことのお身体よ
モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス ニ長調K.618」は、46小節の小さな曲であるが、天上的な輝きをもつシンプルで静謐な芸術作品。ルネサンス、バロックの伝統を汲み、それらを凌駕しているともいえ、まさしく教会音楽の頂点を示すものである。モーツアルトの晩年(1791年)の名品と言われている。
この楽曲のテキストの内容は、カトリック教会の根幹ともいうべき<聖体の秘跡>への深い祈りである。キリストはおとめマリアから生まれ、自らの教え通り人類の罪を救うために命をすてられた。十字架の受難の道を果たされたのである。このキリストが実存する聖体に対しての祈り、つまりいつか私たちが死を迎える時、その試練の前に必ず聖体をいただくことができるようにと切に願う。モーツァルトも知らず知らずに自分に迫り来る死を感じ始めたのか、死で終わらない永遠の世界への希望を秘めた音楽とした。この名詩は、教皇インノチェンティオ6世(在位1352-62)によるといわれるが明らかではない。
5 Ave Maria ( 曲/ Kodály コダイ)
コダイ・ゾルタン (1882−1967ハンガリー)ハンガリーでは姓・名の順。・・・
マジャールの音に根ざしつつ数多くの合唱音楽や音楽教育の大きな業績で、20世紀の日常音楽生活に大きな影響を残した。民謡を素材にしつつ変化に富んだ深みのある響きで彩られたコダーイの音楽は、多くの人に直接コミュニケートする力をもっている。この作品は1898年16歳の時のもの(1935年にもアヴェマリアを作曲している)。
6 Ave Maria ( 曲/ Luzzi ルッツイ 1828-1876. イタリア)
美しい旋律のピアノ前奏から始まります。スケールは大きくて静かな曲です。
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《Wstage》
日本のふるさとの唄 ピアノ 竹内孝子
★沖縄三線(サンシン)独奏 ゲスト 山下吉永
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@ 安里屋(あざとや)ユンタ
(「ユンタ」というのは「結い唄」のことで,元唄は23番まであり、美しい娘「クマヤ」に求婚する男の物語をうたったもの。
A 豊年音頭
祝いの余興でよく歌われる |
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1 てぃんさぐぬ花 沖縄民謡 瑞慶覧尚子 編曲
てぃんさぐは「ほうせんか」の花のこと。てぃんさぐぬ花は爪に染めるものだが、親の言うことは心に染めなさいと言う教訓歌。
2 谷茶目節(タンチャメ節) 沖縄民謡 瑞慶覧尚子 編曲
男女の掛け合いで踊られる沖縄では最もポピュラーな曲。谷茶の浜を舞台に漁村の若者たちの踊りを歌ったもの。
3 五木の子守歌 熊本県民謡 間宮芳生 編/作曲
守り子をなぐさめる守子唄と言われる民謡のひとつ。悲しい境遇の守り子の心の叫びが聞こえてきます。
4 ほたるこい 小倉 朗 作曲
おなじみのアカペラのほたるこい。きれいにそっと飛ばすことができるでしょうか・・・・
5 さくら 日本古謡 信長貴富 編曲
日本人の心象風景を象徴する古謡、憂いを含みつつ淡く薫るような編曲です。
6 会津磐梯山 福島県民謡 石丸 寛 編曲
お馴染みのおはらしょうすけさん、くち三味線が軽快にリズムを刻みます。
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《アンコール》
・島唄 (詞・曲/宮沢和史)
・ゆうやけこやけ (詞/中村雨紅、曲/草川信、編曲/川村昇一郎)
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